障がいのある方が活躍する「やまもも園」を取材
当社敷地内に所在する一般社団法人Hishigenが運営する【就労継続支援B型やまもも園】の活動を取材しました。
就労継続支援B型とは
障害や難病などにより雇用契約を結んで働くことが難しい方に向けた障害福祉サービスです。事業所での生産活動などに対して工賃が支払われ、就労に向けた力を身につけることができます。
「やまもも園」は2021年1月にオープン
2020年冬、当社印刷工場の一部を改装し、翌2021年1月に開所しました。以前、この場所には印刷の「版」をつくる大型の機材がありました。サイズも小さく環境負荷も少ない新機材を工場内の別の場所へ導入したことで、空いたスペースとなっていました。それが今では、障がいのある方々の活躍の場へと生まれ変わりました。

「やまもも園」では、送迎業務を担当するスタッフも含め、11名の職員が勤務しています。職員の中には、国家資格である介護福祉士の資格を持つ方も在籍しており、利用者の安心につながっています。
約20名の障がいのある方が「やまもも園」利用者として在籍されています。多くの方は送迎車を利用し、当社所在地である大治町や、隣接する名古屋市など愛知県西部地域から通われています。
施設内には、2つの訓練・作業室と、休憩やレクリエーション時に活用される多目的室があります。特に多目的室は元工場だったことを感じさせない居心地の良い空間になっています。
また、周辺環境に目を向けると、面する道路には小さな桜並木があり、その先に用水路が流れています。住宅街の中にあっても、季節の移ろいを感じられる穏やかな場所と言えます。桜の時期には、レクリエーションとしてお花見も催され、利用者と職員が共に楽しい時間を過ごすと伺いました。

「やまもも園」で行う事業内容
利用者の方々は、日々、生産活動(作業・訓練)に取り組まれています。作業・訓練は、利用者の身体的・精神的・知的障がいの特性に配慮し、無理のないペースで行われるよう設定されていると伺いました。
「やまもも園」で主に請け負っている業務としては、大手メーカーの製品マニュアルの袋詰めがあります。複数の印刷物を袋に入れ、テープで止める作業です。
さらに、パソコンスキルを持つ利用者の方は、データベースに関わるデータ入力の業務も対応しているとのことでした。
取材に伺った当日は、通信・情報機器を扱う商社 日本メディアシステム株式会社様のノベルティに関する、台紙へのセット作業が行われていました。この台紙は当社でデータ作成から印刷まで一貫して手がけており、「印刷業を通じた連携の好例」といえる取り組みとなっています。
作業効率を考え、物品の位置を調整するなど、皆さん手慣れた様子で取り組まれているのが印象的でした。

ステップアップ事例
当社配送課は、「やまもも園」利用者のステップアップとして施設外就労の場として活用されています。職業指導員付き添いの元、4名の方が印刷物の梱包作業などに取り組まれています。当社「菱源」にとって、「やまもも園」利用者の方々は職場の仲間と言える存在です。直接、業務に関わらない社員も、すれ違う際は挨拶をかわすことが日常風景となっています。
当社には、「やまもも園」からのステップアップとしてパート社員として入社し、その後正社員になられた方もいます。また、その他の就職先としては、学校法人、通信・情報機器を扱う商社、美容・生活用品の卸売・販売業などがあります。さらに、休職中の方に対して行ったリワーク支援により、元の職場へ復帰を果たされた方もいるとのこと。これは利用者ご本人だけでなく、職員にとっても大変喜ばしいことです。
利用者、ご家族からの声
- やまもも園に通うのが楽しい
- みんなで行く買い物レクリエーションや時々やるバーベキューが楽しい
- 職員さん優しくて大好きです
- 一般就労できてうれしいです。また卒業してからも相談に乗ってくれて助かっています(卒業生)
- いつも細かい配慮をして下さり感謝しております
- 私も娘も大好きな場所です。ずっと通って欲しいと思っています
- 親子で参加できるバーベキューのレクリエーションが楽しかったです。また企画してもらいたいです
- いつもこちらの要望を聞いてくださったり、細かい配慮をして下さりありがとうございます

今後も当社は、SDGsへの貢献およびパーパス「もっと楽しく カラフルに」を体現する取り組みとして、「やまもも園」との連携・支援を続けてまいります。
・就労継続支援B型やまもも園 https://gia-hishigen.jp
・レクリエーションの様子は、やまもも園のInstagram でもご覧いただけます。





