商業印刷が目に見える大きさの網点(AMスクリーン175線)で印刷されることが多いのは、大量かつ安定した品質を保つためです。機械性能の向上により、ほとんど人の目に見えない網点(300線)や点(20〜30μ)での“高精細印刷”が可能になりました。
AMスクリーン「300線」の特徴
・ディティールは、きめ細やかで無機質な均一感
・色が鮮やかで、濃淡のメリハリがつく印象
・網点が小さくモアレ・ロゼッタが目立たない
・ジャギーの解消
FMスクリーンが最もAMスクリーンと異なる特徴は、網点ではなく点(20〜30μ)の密度で色を表現するため原理上モアレが発生しない点です。そのため、ストライプなどのどんな模様でもぼかし処理をせずに印刷できます。
FMスクリーン「タフタ」の特徴
・ディティールは、きめ細やかで有機的なあたたかさを持つ印象
・AMスクリーンより更に色が鮮やかで、濃淡のメリハリがつく印象
・原理的にモアレ・ロゼッタが発生しない
・ジャギーの解消
画像右下は、高精細印刷ににより、細い線や文字のがたつき(ジャギー)が解消されています。
これら高精細の印刷を生かすためには、紙や印刷データの向き不向きがございます。まずはお気軽にご相談ください。
不向きの例:上質紙などの非塗工紙、低解像度の画像